この前鰹節のこと語ったから、今度は昆布よ。
ダシをとるには、昆布もなくっちゃね。
私のお気に入りは羅臼昆布、化学調味料に負けないわかりやすさはこれだと、私は思うの。
化学調味料がダメとかいうつもりはないけど、せっかくちゃんとしたダシとるのなら、それなりにわかってほしいと思ってしまうのよね。
それに羅臼昆布は、食べてもおいしいの。
ダシを取った後の昆布、佃煮にしたり、小さく切って煮物に加えたりする時もあるわ。
らっきょうや割り干し大根のような漬物にも必ず入れるし、酢の物や和え物に使う時もある。
これはそのまま小っちゃく、鋏で切って使うの。
そうそうおぼろ昆布も、酢の物や和え物の時、同じように使うと便利よね。
ご飯のお供や、吸い物にいれてもおいしいけど、お刺身買ったけどイマイチかななんて思った時、おぼろ昆布小さく切ってワサビと醤油加えて混ぜちゃうの。
白身でもマグロとかでも大丈夫よ、なんか刺身がおいしくなるわよ。
おぼろ昆布も、料理のいい脇役よね。
白板昆布もたまに使うわ、鯖寿司は秋になると必ず作るの。
その時この昆布で包んでおくと表面が乾かないし、お寿司もおいしくなる。
私が使ってるのは、福井県の「奥井海生堂」の昆布よ。
羅臼昆布なんかは切り落とし使ってるの、普段でも惜しげなくたっぷり使えるので気に入ってるわ。
暮が近くなると買いたくなってしまうのが、昆布巻き用の昆布。
これは日高昆布「冬島」を使ってるわ。
身欠きにしんんとか入れる時もあるけど、シンプルに昆布だけ巻く時もあるの。
3日くらいかけてじっくり炊いていくと、ほんとにおいしい昆布よ。
この昆布は築地の「伏高」で買っているの。
昆布の佃煮もいろんな店のがあるわよね、ご飯にはもちろん合うし和え物に入れてもいい。
最近はあまりはやってないような気がするけど、ちゃんと作ってある物はやっぱりおいしいわ。
あら、そういえばしましまちゃん見かけないわね、どうしたのかしら。
やだわ、私のお気の入りのクッション、枕にしてぐっすり寝てる。
寝顔がかわいらしいこと、このままそっとしときましょ
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