
もうそろそろ食べ頃かと思って切ったメロンがまだ固かったら、がっかりするよね。

悲観しなくても大丈夫。
美味しくする裏ワザや腐らせずに追熟させる方法があるのよ
メロンの食べ頃の見分け方は
メロンは追熟で甘くなり、香りも味も良くなります。
追熟は常温で行い、食べる数時間前に冷蔵庫に入れるのがメロンの標準的な保存方法です。
この場合、メロンの外見から食べ頃を判断しなければなりません。
失敗しない判断方法は
・メロンのお尻が少し柔らかい感じになる
・ツルが枯れてしなびてきている
・収穫日から1週間程度(個体差あり)
・メロンの良い香りがしてくる
・表皮が黄色みをおびてくる
・爪で弾いて低く濁った音
などです。
ただ、上記の兆候から食べ頃と判断して切ってみたら、まだ早かったということもあります。
いったん切ってしまったら常温での保存は難しいので冷蔵庫に入れることとなります。
せっかくのメロンですからできれば完熟させて食べたいですよね。
メロンの冷蔵庫での追熟方法
メロンは冷蔵庫では追熟しないと記述されているサイトが多いですが、大丈夫です。
常温より時間は掛かりますが冷蔵庫でも追熟します。
その方法を説明します。
1.メロンの種の部分を、少し実を削る位にえぐり取ります。
2.そのまま、切ったもの(4~8等分位)を軽く覆うようにラップをかけ、冷蔵庫に入れます。
ラップがピシッとではなく軽く覆うぐらいなのは、熟す為にも酸素が必要なためです。
リンゴやバナナを横に置いておくとバナナやリンゴから放出される「エチレンガス」という成長ホルモンの影響でよりはやく熟します。
より早く追熟させたい場合は是非やってみてください。
さらなる時間短縮技としては電子レンジを使う方法があります。
電子レンジで30秒~ほど加熱してからラップして冷蔵庫へ入れるという方法です。
切ったら固かったメロンをすぐに美味しく食べたい時の裏ワザは?
固いキウイを柔らかくする方法の応用です。
切ったメロンをラップしてそのまま電子レンジに入れて加熱します。
キウイ1個で30秒ほどですのでメロンの場合は何度か様子を見ながら加熱してください。
実例としては
教えていただいた通りレンジでチンしました、2キロのメロンを4個に切ったので2分加熱した所柔らかく果汁もいい具合になり美味しく食べられました。
という証言があります。
熟れ過ぎたメロンは苦くなります。
食べ頃を気にしすぎて、熟成が進み過ぎると苦くなってしまうので気をつけましょう。
メロンは熟し過ぎると、酢酸エチルやエタノールなどの揮発性物質が発生します。
またアセトアルデヒドや炭酸ガスなども産出されます。
さらにウリ科に特有な苦味成分であるククルビタシンも増えます。
これらの成分が、苦味の原因ですが、
健康に問題はありません。
美味しいメロンの見分け方
完熟メロンの美味しさはなんともいえませんが、それも元のメロン自体の品質が良いことが前提です。
まずは次の点に注意して美味しいメロンを見分けましょう。
音による判定法
軽く叩いて、低く重量感のある音がするメロンを選びます。
形による判定法
マスクメロン等の網目のあるタイプ
良いメロンはボリューム感がありクッキリとした網目が浮き上がっています。
また、ネットや地肌全体に色ムラがないものであればなお良いですね。
プリンスメロン等の網目のないタイプ
色ムラがなく均一で、筋または斑点のないものがおススメです。
また両方のタイプの共通ポイントとして、
・大きくずっしりとした重みがある。
・ツル首が太く短いメロンは肉厚です。
・形は、リンゴや梨のような「いかり肩」が良いです。
まとめ
切ってしまったまだ固くて若いメロンでも諦めずに時間があれば冷蔵庫に入れて熟成を待ちましょう。
冷蔵庫保管でも追熟は可能です。
時間がないときは、電子レンジも利用できます。
メロンというせっかくの高級果物、最高の状態で食べてあげましょう。
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