ごくらくちんみ

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ごくらくちんみ

杉浦日向子の「ごくらくちんみ」で珍味とその食味を味わう-3

ふぐこぬかづけの食味の描写は、、「かなり塩辛いが、あとくちは、きりりと甘い。どぶろくとあわせると、冬の夜がのっしりと居座る充実感。辛く重く甘い。、、」
ごくらくちんみ

杉浦日向子の「ごくらくちんみ」で珍味とその食味を味わう-2

さなぎの食味の描写は、、「すこし埃っぽい日向の匂いがする。脂はそこそこのっているが、後味はおかきやあられに近い。ワインとあわせると、調味の砂糖が花開いて、わがままな女王様の食後酒に添えた、プチ・フールのおもむき、、」
ごくらくちんみ

杉浦日向子の「ごくらくちんみ」で珍味とその食味を味わう

杉浦日向子は江戸を題材にしたマンガやエッセーで人気を博しましたが、2005年に亡くなっています。この「ごくらくちんみ」は小説新潮に連載された最後の作品集。血液の免疫系の難病で体力がなくなりマンガ家は引退していましたが、ちんみと酒を入り口に人生を切り取った68篇の各1300字ほどの掌編集です。
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