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割り干し大根は、食べ始めるとおいしくて止まらない

あらしましまちゃん、お外行ってたの、お帰り。

あんたはいつも偉そうに歩いてるのね、世界はあんたを中心に回ってるもんね。

えっ、何か落ちてる、それさっきチョキチョキ切ってた大根が飛んじゃったんだ。

まあ、またいで行っちゃったわ。

チョキチョキ切ってたのは、割り干し大根よ。

ぬるま湯に20分くらい浸けて、ざるに上げ水気を切るでしょ。

後は、酢と酒、醤油に小さく切った昆布、ここに漬け込むだけ。

これが食べ始めると、おいしくて止まらなくなっちゃうのよね。

割り干し大根は、大根を縦に何本かに割って干してあるんだけど、甘さが断然違うのよ。

いつも思うんだけど、野菜って本来の味を楽しむなら、大きく切った方が絶対おいしいんじゃないかしら。

だから私は、サラダの野菜なんかもちょっと大きめ、厚めに切るの。

切るのが下手だからじゃないの、わざとそうしているのよ。

割り干し大根は、炒めものに使ってもおいしいのよ。

例えば厚揚げのピリ辛炒め、長ネギ、生姜のみじん切り、豆板醤を炒め、厚揚げを入れちこょっと醤油、好みでオイスターソースなんか入れて炒めるでしょ。

ここで隠し味にちょっと砂糖入れたくなっちゃうんだけど、割り干し大根を入れればそれでOK。

いい感じの甘みがつくの。

松前漬けなんかに入れてもおいしい、今まであまり興味のある食材じゃなかったけど、もっと色々に使ってみたいわ

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