山椒の木の芽が出てきたわ、ツヤツヤで柔らかそう。香りもまだ優しい。
こんな新芽の時は、ちりめんじゃこと木の芽のお寿司作りましょう。
ちりめんじゃこは、昨日取り寄せておいたわ。
私は三重県鳥羽登志島、「小林春吉商店」のじゃこが好きなの。
しましまちゃんもじゃこは好きでしょ、少しだけあんたのご飯にも入れてあげるわね。
あら、そんなにうれしいの。
合わせ酢はいつも作ってあるわ、ビンに酢、砂糖と塩、出し昆布を入れていつも 置いておくの。
既製品も出てるみたいだけど、自分で作った方が好きな味にできるでしょ。
砂糖はすぐに溶けないから、こうしておくほうが美味しくなるのよ。
これがあると、酢の物とかいろいろに使えて便利。
じゃあ木の芽を取りに行きましょ、山盛り摘んできましょうね。
ご飯が炊けたら、合わせ酢とちりめんじゃこ混ぜて、ちょっと冷めたら木の芽を 思いっきりいっぱい入れるのよ。
筍の煮たものとかあれば、十分初夏のご馳走ね。
山椒に実が付いたら、これも収穫ね。
湯に塩をちょっと入れ、さっと茹でるの。
すぐに笊にとり、冷めたらビニール袋に入れ冷凍しておくのよ。
これは魚を煮るときに、とっても役立つわ。
あと私が大好きなのは、フライパンに多めの油を入れて、ちりめんじゃこをカリカリになるまで炒めるの。
仕上げに山椒の実をパラパラと入れる。
じゃこの塩気だけで調味料はなにも入れないの、これがご飯に合うの。
山椒の木があるとほんとにいろいろ楽しめるわね、もちろんその季節になれば スーパーや八百屋さんでも売ってるから、見かけたら買っておくのはお勧め。
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